モノミオン ラボ

モノミオン ラボ

monomion Labo(沖縄)

スポイルについて思う。

沖縄の西原町にある上原高台公園からの見晴らし

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スポイルについて思う

2017年7月のこと。

最近気の強い女性議員を見ていてスポイルというワードが頭に思い浮かびました。

豊田真由子」「上西小百合」・・・

彼女たちはスポイルされた人なのではないかとふと思ったわけです。

 

彼女たちとスポイル(されたこと)が関係があるかわからないけど、とにかくスポイルというワードが思い浮かんだのでちょっと思いをめぐらせてみましたよ。

 

というのも、

たまたま村上春樹の「回転木馬のデットヒート」という変わった短編集を読んでいて、

その中の「今は亡き女王のための」という作品に、スポイルされた女性が出てきまして、

その女王の感じと、今回の女性議員たちの感じがなんとなくリンクしてしまい、

それが今回のフックになって私はスポイルに釣られたということになります。

 

スポイルとは何か

spoil』=台無しにすること、ダメにすること、人間をダメにすること。

 

特に、「甘やかして人をダメにする」というような感じで使われることが多い言葉になりますね。

「親が子をスポイルしダメにする」など。

 

甘やかすだけではなく厳しくしすぎた場合も「スポイルされた」が当てはまるようですよ。これについては追々。

 

でも難しいですね。

愛情を注がれた子供は良い子供になりそうですし、行ってもワガママな性格になってしまうだけに感じますが、

「人間をダメにする」ほどのものではないように感じますよね。

 

「甘やかしてダメにする」というよりは、ワガママな人になってしまうがしっくりきますよね。

ワガママさは確かに迷惑ですが・・・ダメにするとは強烈。

 

でもやはり「スポイルされる」ことは「ワガママになる」というわかりやすい性格の種類ではないようですよ。

もちろんワガママもスポイルされた内に含まれるのかもしれませんけど。

もっと深い意味があるようです。

 

スポイルはただのワガママではない

ただのワガママな人ならきっとこんな感じになります。

 

(周りの反応)

「あの子はワガママで一緒にいるとストレスだから関わらないようにしよう」

「うん、なんか自分のことしか考えていないからいやー」

 

(ワガママな人)

「自分はワガママなんだな、直さなきゃダメかも」

あるいは

「ワガママな部分はあるかもしれないけど、そもそもそっちと私は合わないのよ」

と強気にでる。とか、

「ワガママなものはしょうがないのよ」と開き直る

とか

「なんで私嫌われているんだろう」となぜ嫌われているのか考えることができない。

 

あるいは嫌われていることに全く気がつかない場合もあるかもしれませんね。

 

などのような反応になります。(一例)

 

 

 

でもスポイルされた人は違います。

 

(周りの反応)

「あなたはワガママだからイヤ!」

「あなたといるとなんだか疲れるわ」

 

(スポイルされた人)

「迷惑かけてごめん、私って性格悪いのかな」深刻な顔をします。

「でもね、きっと私ってこうなんだと思う(・・・)」

 

(・・・)には相手の同情を誘う身の上話などが含まれます。

なぜ私はこのようにしてしまうかなどにまつわります。

(・・・)に含まれる話が天才的にうまいのです。

この(・・・)を聞いてしまえば大方の人は飲み込まれてしまいます。

 

そしてスポイルされた人(スポイルさん)は取り込んだ相手にこう言います。

「あなたは私の話を聞いてくれるとてもいい人、あなたがいて私は救われる、ありがとう」

 

言われた方は、逆に批判してしまったことに罪悪感を感じてしまったり、感謝されることで気分がよくなってしてしまいます。

ものすごく自尊心が高まるわけですね。

自分が高みに上がったような気分にもなったりします。

 

スポイルさんは綺麗であり、有能な人が多いようなので、その人からの承認をもらえるという行為は気持ちよく、それは麻薬的に作用するのでしょうね。

 

さらには

「自分がいなきゃこの子はダメなのかも」と思うにいたってしまう場合もあります。

怖いですよ。

 

そしてあなたはしばらくスポイルさんの味方でいるわけですね。

それからまた徐々にスポイルさんにエネルギーを奪われていくことになります。

取り込まれた人は理不尽な目に合わされながらも、神から与えられた使命かのように、しばらくはスポイルさんの味方となり、ある種のエネルギーを与え続けることになります。

自分を犠牲にしても何かとスポイルさんを助けるわけです。

 

あなたはだんだんとすり潰され、「あれ、おかしいぞ」と思う頃にはまた天才的な言い訳で彼女たちの世界に巻き込まれてしまいます。

 

なぜスポイルされた人は言い訳話が天才的にうまいのか

ここからは持論、抽象的ですがご勘弁を。

 

スポイルされた人の注目させる力 

まず彼ら彼女らには注目させる力があります。

容姿であったり、仕草であったり、言葉であったり。

 

言葉に関しては相手の心に刺さるワードをたくさん知っています。

褒めればこちらへ向くなと思えば相手を褒めますし、

批判し怒らせればこちらへ意識が向くはずと思えば批判します。

いずれもどの言葉を使えばこちらを意識するのかがわかっています。

 

良い気持ちにしようが、イヤな気持ちにしようが、

とにかくこちらを意識させればいいのです。

 

意識させた瞬間、そこはもうスポイルさんのテリトリーです。

アリ地獄みたいなものです。

 

 アリ地獄に引き込めばそこから相手は出られませんし、最後は食べてしまいます。

 

 この絶対に抜けられないアリ地獄を彼女たちは成長の過程で構築してしまっています。

 

スポイルさんたちの「自己完結的な思考」

アリ地獄からイメージを変えます。

「自己完結型の輪、ループ」をスポイルさんたちは持っています。

(私が個人的に定義しています^^;)

 

アリ地獄のテリトリーを自己完結のループとします。

(ループは思考回路のこと)

そのループに入ってしまうと抜けられないということです。

 

「自己完結型」とは他で使われている「個人主義者」とは違う概念になります。

(良い言葉が見つかりませんでしたのでとりあえず)

 

自分が関わる全ての理屈において、自分独自の論理体系を持っています。

それはある種の結論へと導かれるように作られた体係になります。

イメージ的には輪投げのような輪っかを私は想像しています。

 

自分本位の論理体系、いわば屁理屈ですね。

この屁理屈が完璧に自己完結してしまっています。

 

人は誰しも少なからず自分本位の論理体系を持って生きています。

それがそれぞれの個性になります。

 

でも通常は自己完結などしていなくて、どこかに切れ目が入っています。

輪投げの輪は繋がっていないのです。

 

それはグニャっと輪の形を変えるための切れ目です。

他の論理を受け入れるための穴です。

この穴に他人の論理をつなぎ合わせて、場に応じて論理(ループ)を完結させます。

自分の考えとは全く別の結論へと到達することも多々出てきます。

 

あるいは、繋いだ挙句完結しない場合もあります。

意見がもつれ、衝突などを起こすということですがしょうがないことですね。

でもまあそのように試みます。

 

ですがスポイルさんは穴が空いていません。

形が全く変わらないのです。

自己完結の輪(ループ)です。

 

まず、相手の意識を自分へ向ける行為、それはこのループへ誘い込む行為になります。

そして相手が自分へ向いたあかつきには、そのループにあなたの輪の切れ目が繋がったということになります。

(意識が向くということは自分の輪を繋げるということになります)

 

スポイルさんのこのループは何があろうとも切れることはありません。

(繋がっているというのは絶対に切れないことを意味しています)

あなたがそれを切ろうとすればするほど、あなたの輪はスポイルさんの影響を受けて本来の形をどんどん失います。

いわゆる洗脳という状態です。

あなたの輪はスポイルさんの輪っかを強化するもう一つの別ルートになります。

 

イメージ的にはスポイルさんの「O」にあなたの「C」の穴がくっついて

より太い「O」に近く感じですかね。

対話の理想は「∞」です。

けどより「O」へ近づきます。

 

切れ目がないですから当然行き着く結論はいつも通り、

揺るがされることはありません。

 

この揺るがなさが言い訳の天才を作り出しています。

 

付け焼刃の論理ではなく、

人生をかけて作り上げた壮大な理論なのですよ。

 

繋がっているということは一応の説得力はあるのです。

 

追記

「自己のホメオスタシス」(宮台真司

このような言葉を耳にしたのですが、もしかするとこのOに似た概念ではないかなと思いましたので記録を。 

自己を維持するための強固な自動調整機能。

 

 切れ目のないループを強固にしてきたスポイルさんの人生

 

熟練工です。

まるで刀を強く続ける鍛冶職人。

 

ももしかしたら生まれながらの気質のようなものも影響しているかもしれませんね。

それプラス育てられ方。

 

 触らぬ神に祟りなし。スポイルさんは強い!

私たちはスポイルさんの輪っかは切れることはまずないことを

頭に入れておかなければなりません。

 

更生させようなどと考えてはいけません。

(身内はその限りではないかもしれませんけど)

 

関わらなくていいのなら、関わらない方が一番賢い過ごし方なのかもしれません。

自分がすり潰されて行くだけです。

 

でもそれがいいという人もいますから、そういう人は全然関わっていいと思います。

家来としての生き方もありです。

でも周り、特に身内の迷惑にならないように気をつける必要はあるかもしれません。

 

 

しかしここまで語っておいてなんだけど 

私、

スポイルについて詳しい定義や、多くのサンプルを持っているわけではありません。

なので色々間違っていたらごめんなさい。

悪い人格の一つとしてスポイルというワードを使って語ってきました。

でも人格に対する一つの考え方としてまあありえるものかなと思います。

 

もし、今あげた人格の定義に心理学的な名前があるなら教えてもらえたらなと思います!

 

一番はスポイルに関しての権威である村上春樹さんに教えてもらい。

 

 

 

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