モノミオン ラボ

モノミオン ラボ

monomion Labo(沖縄)

自分の正しさを主張したくなる!アドバイスはいらない

女はよく喋る

喋って喋って喋り捲る。

なんでこうも喋ってしまうのだろう。

喋った内容は特に覚えていない。

とにかく何かを吐き出した感じが気持ちをスッキリさせるし、喋れば喋るほどそれに呼応して快楽物質が脳で弾けるのがわかる。

 

でもこれは単純なおしゃべりのこと。

おしゃべりとされているトークジャンル、コミュニケーションジャンル。

おしゃべりをするために集まり、おしゃべりをして別れるという状況、前提。

通常の会話ではそうはいかないこともあるよね。

 

 

気持ちを成仏させる

とても腹が立ったときや、むかっとしたときなど、

その時の状況を誰かに事細かく説明すると気持ちが落ち着きますね。

 

例えば腹が立つ例として

上司に頼まれ指示通り処理した案件があり、

指示通りやった結果その仕上がりが最終的に正しいものではないことが判明した途端のこと。

 

上司

「私はそういう風にやれとは言ってない、お前が勝手にそう解釈してやったことだ。

これからはしっかり意味を考えてやりたまえ。

そのあたりの融通とか工夫とか臨機応変性を磨かないとダメだぞ、全く」

 

理不尽極まりないこと。

 

このような出来事は全部、あるいは誇張してでも誰かに再現を聞かせるに限ります。

そして行き場のないさまよう気持ちを成仏させてしまいます。

スッキリした気持ちになりますね。

 

でもそのように気持ちを成仏させてしまうには条件があります。

相手がその話を飲み込んだかどうかによって、気持ちが成仏されるかどうかは決まってきます。

 

想いをジョウカさせる

きちんと成仏させられたときのことを「想いがジョウカ」すると言った人がいました。

言葉だけで聞いているのでどの字が当てはまるのかはわかりませんが、

多分「蒸化」じゃないかと思います。

 

昇華とか浄化とか先ほどの成仏的な意味合いで、想いを蒸化させるという感じで使います。

うまく言ったものですね。

言葉にすることで「気持ちを蒸発」させ、嫌な気持ちや、鬱憤などを無くすという意味合いです。

 

 喋り捲ることで感じる何かを吐き出した感は「想いを蒸化」させたとも言えますね。

 

 ですがやはり想いを蒸化させるには条件があるんです。

 

 

相手の話をよく聞くこと「傾聴(けいちょう)」

想いを烝化させるには相手が自分の話を真剣に聞いているなと思えることが条件になります。

ただ話すだけでは烝化されません。(想いのレベルにもよる)

 

そして的確な相槌と、共感を示してくれることがさらに重要になってきます。

自分の言葉が相手の中に収まり、相手がそれについて想いをめぐらせ、その上で自分のことを肯定してもらわなければなりません。

 

聞き手目線で言うと傾聴すると言うことになります。

傾聴とは相手の話を深く聞くというような意味です。

 

聞き手が傾聴してくれることでやっと気持ちは烝化されます。

 

 

自分の想いを主張したくなる聞き手(本題)

 

傾聴とは、深く聞くという行為ですがこれが実は簡単なことではなかったりします。

 

先ほどの例文

「私はそういう風にやれとは言ってない、お前が勝手にそう解釈してやったことだ。

これからはしっかり意味を考えてやりたまえ。

そのあたりの融通とか工夫とか臨機応変性を磨かないとダメだぞ、全く」

 

こんなこと言われたのよ!ムカつかない?

うんムカつく!これは無能な上司だ!

このような返答は気持ちは烝化されやすくなりますね。

 

しかし

 

こんなこと言われたのよ!ムカつかない?

んーでも上司の言うことにも一理あるよ。言われたことをやるだけじゃなくて、この案件の君の仕事が、最終的にどのように使われていくのかを自分でもできるだけ把握して、その上でこの指示は正しいのか間違っているのかを考えないとダメな時もあるよね。

 

と、このように言ってしまう場合があります。

なんてひどい聞き手!自分ならこんなこと言わない!と思う人も多いと思います。

しかし、言ってしまうのです。

誰しも言ってしまう可能せがあるのです。

 

 

なぜ自分の意見を言ってしまうのか

 

区別するために愚痴をこぼした人を女性とし、聞き手を男性だとします。

 

女性のこぼした愚痴には相手に対して強いフックとなる要素が含まれてしまっているのです。

フックとは相手の感情に刺激を与える内容性や言葉のことです。

(正式用語かわからないですが私的に)

 

聞き手の男性が

過去に自分も同じことを言われ、それを自分で工夫、改善したことで成長できているという自負があり、さらに自分が上の立場になったときに、言われたことだけをやり考えることをしない部下が多いなぁと感じている場合、女性のトーク内容には抑えきれない想いが湧き上がってくるのです。

それがフックに引っかかる。(と称しておきます)

 

お気づきになられた方もいるでしょうか。

女性の話を聞くことで、男性にもまた成仏させたい想いが体に中に沸き起こってるのです。

 この想いはとてもほおってはおけません。

 

 

怒りと正論の戦い、正しさはどちらにあるのか

  

烝化させたい想いがぶつかりましたね。

 

喧嘩などにもよくこのようにどちらも間違っていないパターンのようなものはあるのではないかと思います。

(それについてはまた書こうかな)

 

 

男性の主張を正論としておきます。

仕事の面においては彼のような態度の方が将来的に良い方向へ進む可能性は高いですね。

 

女性の主張を(理不尽な目に合わされたことによる)怒りとします。

何につけて理不尽な目に合わされると人はものすごくストレスがたまりますよね。

ストレスを溜めるのはよくありません。

 

正論と怒りの対立ですが、落としどころはどこにすればいいのでしょう。

 

一つの策として、怒りをまず沈めてから、正論を主張するというものがあります。

 

まず彼女の想いを烝化させ、落ち着いたときに優しく正論を主張することで円満な流れを作り出すというものです。

 

ですが、実は私はこの帰結はあまり好きではないのです。 

 

 

怒りは正論を上回る 

上の解決策、

まず怒りを烝化させ、そのあとに(正論を主張したいという)想いを烝化させました。

(女性が彼のアドバイスを受け入れた場合) 

 

ですが優先順位こそ怒りが上に来ていますが、結局両方を烝化させています。

 

それがあまり好きになれないのです。

 

どいうことかと言いますと、

極端な話、正論の方はいらないのではないかと私は考えるのです。

 

相手の女性の主張に釣られている感じが好きになれないのかもしれません。

 

最初にこの話題を持ち出した女性の気持ちを烝化させてあげることが最優先であり、最終目的である方が好きです。

 

 なぜかと言うと。

今回の正論はこの男性のためのものであって、女性のためのものではない可能性があるからです。

 

さらに、もしかするとこの男性は、自分が成長していると思い込んでいるだけであって、実はそこまでであり、問題が起きた時、別の解決方法を取っていた方がより良い人生を歩んでいたかもしれないのです。

 

女性のこの怒りは人間の根源的なものであり、尊重されるべきものである可能性は高いですが、男性の正論は自己満足の可能性が高いと言うことです。

 

 

アドバイスなんていらないわ

彼女の想いを烝化させてあげるだけでいいじゃないですか!

と私は思います。

 

それについての有効なアドバイスをあなたは知っているかもしれません。

経験上、色々な解決方法を知っているのかもしれません。

でもそれは一つ次元の低い話です。

 

アドバイスを求められたときにだけ具体的に言ってやればいいのです。

相手は自分の知らない大きな可能性を秘めているかもしれません。

自分の枠に相手を入れ込もうとせず、大きな目で見守ってください。

 

相手をしっかり見て、言った方がいいアドバイスだなと感じたとき、別なときにさりげなく言うことは有りかもしれません。

これはまた別のコミュニケーションとして別枠ですので今回の限りではないでしょう。

 

 

飲み込むべき想い

今回、男性は自分の想いを飲み込む形になってしまいます。

言いたいことが言えないのはとてもストレスが溜まるかもしれません。

しかし勇敢なことです。

 

相手の気分をよくさせることができたということになりますから。

このストレスを自分を見つめ直すきっかけにしてもいいのではないかと思います。

自分は本当に正しい人間であるのかということを。

 

 

愚痴りすぎもよくないよね

反対の愚痴り手の側のあり方として、

 

とてもよく聞いてくれる聞き手が身近にいた場合、その人にあらゆる愚痴をこぼしてしまう可能性が出てきますよね。

 

ですが、愚痴を聞いてくれるその人は、あなたのその起きた出来事を追体験しているかもしれません。

それによって大きなストレスを抱えているかもしれません。

主張したい想いを抑えているかもしれません。

あなたのそのストレスを肩代わりしている状態になっているかもしれません。

 

そこであなたは「あースッキリした、ありがとう」だけで終わらせてはいけないかもしれませんよ。

(そういう聞くことが好きだという人も中にはいるかもしれませんが)

 

なので聞いてもらったことに対しての感謝の気持ちは忘れないようにした方がいいでしょう。

 

そして、スッキリしたあとには自分を疑う視点も必要かもしれません。

自分に直すべきところはないのだろうかと。

 

そしてたまには怒りを自分で処理してみるのもいいかもしれませんね。

自己の成長のためには、なんでもかんでも烝化させてしまうのは勿体無いことかもしれませんよ。

 

まとめ

他人は自分と違う感覚で生きています。

大きな懐で持って接していこうではありませんか。