モノミオン ラボ

モノミオン ラボ

monomion Labo

あんた、やりもしないでよく言うわね!こっちは試行錯誤を繰り返しているのよ

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あたしゃー夜も寝ずに、いろいろ調べたり苦労してやってんだよ!

なに涼しい顔してぬかしやがる!自分は一切やりもしないで!

なんてことあります?^^;


「そのA案本当にうまくいくの?

ウチはもう一つのB案の方がうまくいくと思うんだけど〜」

  

 

クリエイティブな仕事をしているミオ子のお話し。



あるプロジェクトの作案A策案B作案C の中からミオ子は 作案A推し進めていくことに決めました。

A案を進めていこうと思ったのはもちろん理由があって、世のトレンドも満たしているし、何より自分に向いている種類の仕事で、自身の技量からすれば、A案にはより付加価値をつけられると思ったのです。

トレンドについては入念な調査を行った結果であり、じっくり検討した結果これでいけるとミオ子はふんだわけです。

ですが自信があるわけではなく、このプロジェクトは新しい試みであって、やってみなければわからない仕事でした。

 

そんな中、同僚のヨシ子は言います。

「B案の方が売れると思うけどなー」と。

「Bの方が、マーケットは大きいと思うし、即効性も期待できる、シンプルなところも今の人には受けがいいと思うし、量産性も高いと思うな」

とさらっと言います。
まるでウチワを仰ぎながら喋るように。

このプロジェクトに関わらないヨシ子は直感的に言ってるだけでした。

 

ミオ子

「そうかなぁ、ん〜、それもありかもしれないね〜」

 

試行錯誤のジレンマ

 

ミオ子は心の中でこう思います。

『感覚だけで言いやがって、こっちは全てを考慮した上でその選択をしているんだよ』

 

でも言いませんでした。

 

なぜ言わなかったのか。

一つに、ヨシ子が感覚、あるいは直感で言っていことがわかっていたからです。

ヨシ子が、このプロジェクトに関わることはないし、本気で市場調査は行わないし、本気で制作可能性を検討することもありません。

それだけに、ヨシ子が間違っていると言うことを検証しようもありません。

 

ミオ子にもこの直感のようなものがよくわかります。

これは絶対行けるぞ!と、何かの最中ふと思うことがあります。

しかし実際にそれを行う段になると、具体的な要素を加味していくうちにやっぱり難しそうだとなることは少なくなくありません。

 

直感しているときは、それでも漠然としているのではなくある種の強烈なイメージによって明確なゴールのようなものが見えているのにもかかわらずです。

 

大抵はイメージ倒れですが、中にはやってうまくいくこともあるし、結局はそこからしか本当の新しいものは生まれません。

 

そのような経験からミオ子はヨシ子に反論できなかったのです。

「こっちはきちんと調べてやってるのよ」と言う発言は子供じみた一種の言い訳のように感じたのです。

 

B案 がダメな理由もきちんとミオ子にはありましたが、それはあくまで自分から見た世界でのことでしたから。

 

 

直感に具体性を足し合わせると気持ちが萎える

 

ミオ子には実はもう一つの案、作案Dも検討していました。

寝起きにふとそれが成功しそうなイメージが頭に思い浮かんだのです。

 

早速やれそうかどうかを検討するために、具体性のある調査や、実際に一部だけ制作を行ってみました。

ですが、調査や創作をしていくうちに、気持ちがだんだんと萎えていきます。

最初に感じたイメージやそれに付属していたワクワクとした気持ちがすっかりなくなっていて、ゴールのイメージ感覚もかなりぼやけていました。

 

ミオ子は思います。

『最初のあの感覚を維持できる人がDに関わるクリエイトに関して成功するのだろうな』と。

『もし、結局成功のためには難しい案件だったとしても、維持ができれば何が何でもやり遂げるのだろうな』と。

 

そして、D案に取り掛からなければミオ子は、あるいは一生、D案はやれば成功するはずの案件として思い続けるのかもしれないなと思いました。

 

それがヨシ子から見たB案になります。

 

人の心に潜むホメオスタシス

 

萎えるというのは心のホメオスタシスではないかと思います。

 

あるとき、一瞬、自分のキャパシティを超えたイメージが降臨することがあります。

あるいは、超えてはいなくても、あまり馴染みのないイメージだったりします。

 

最初はワクワクの感情がエネルギーとなってスタートしますが、そのうちそれに対する自分のそぐわなさが出てきます。

「あーこんなことするキャラじゃないな〜あたし、いまいち乗りきれない」みたいな感じで。

 

  • ホメオスタシス
    恒常性維持機能(人が生きる上で経験上ベストであるとされる身体的状態を維持しようとする体の自動機能、自動調整機能)
    この機能を心理学的に用いれば快適な心の状態を維持しようと務める内的な動きということになります。
    例えば、笑顔の人を見たとき安心するのは、安全な場所にいることを意識せず自動で認識できるからで、その快適な場所にできるだけ留まろうとします。

 

やりもしないから言えること

 

良きイメージを持続できないから成功しないものの、持続していれば成功するのかもしれません。

 

やりもしないからこそ言えることはあり、もしかするとその先にお宝が眠っているかもしれません。

 

「やりもしないくせによく言ってくれるわね」と思うことは、生きていればあるかもしれません。

その気持ちは、当然の想いとして否定することはないと思います。

 

しかし、その感情だけで、その鉱脈をミスミス見過ごしてしまうのも勿体無いです。

 

たとえ相手が口先だけだとしても、もしそこを掘って当てて「ほらね」とか言われむかつこうが、一度検討してみてるのもいいのではないでしょうか。

 

 そういう唐突なお話でした!