モノミオン ラボ

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monomion Labo

なぜ親に感謝しないといけない? 意外な意見多数

 

アラサーになって考える頭も少々ついてきた今日この頃。

ふとこの言葉が頭をよぎり、少し違和感を感じました。

人は誰しも親には感謝すべき?

 

なぜそれが頭をよぎったのだろうか?

マチ子物語に関わっていたからかもしれないし、テレビやラジオから聞こえてきたからかもしれない。

でもきっかけはいつものごとく唐突に訪れ、知らぬうちに消えてしまいますので、忘れないうちに。

 

生きているとよく親には感謝しないとダメだよ!なんてことを言われたりしますが、本当にそうなのだろうかと思ったわけです。

 

生まれてきたことに感謝! する?

親に感謝すべきかどうについて考えていると、根底にはこの考え方があることに気がつきました。

「生まれてきたことに感謝しましょう」

小さい頃や、学生時代によく耳にした記憶があります。

 

「生まれてきたから楽しいことも経験できるし、幸せも味わえるんだよ」

「生まれてこなければ、今いる友達にも、家族にも、親戚にも会えなかったんだよ」

「〜兆分の1の奇跡!もしかしたらあなたはこの世にいなかったかもしれないんだ」

「生きてるだけで丸儲け」(明石家さんま

これらのことをいう人が今までの人生、少ない数いたように思います。

 

でもまあ、その流れを受けると、産んで育ててくれた親には感謝しようという理屈はわかりますね。

 

「そうかぁ、生まれたからこそいろいろなこと経験できるもんね、生まれてこなければ今までの全て無しになるかぁ、それは嫌だなぁ」

などと素直に受け入れた記憶が私にもあります。

 

思考が停止してしまっていたのでしょうね。過去の自分。

 

生まれたことに感謝!本当にそう?

この「生まれたことに感謝」を受け入れ、実行するには前提条件が必要になってくると思います。

 

それは、「生きていて楽しいと思えている(楽しいこともある)」ことです。

これが前提になく、生まれてきたことに感謝できるほど、一般人は達観してはいないですよね。

 

「生まれたことに感謝」は、生きることに張り合いを感じない人にとってはハードルの高い行為です。

 

目次の下から続きが始まります。
でも気になったとこから見ていいよ。

モノミオンの考察は後半(以下)になります。

 

 

親に感謝すべきかどうかについて

これについてはネット上でいろいろと意見がありましたのでまとめてみます。

 

「親に対してなぜ感謝しないといけないのでしょう?」というような素朴な質問に対しての反応です。

  

「感謝するべき派」の意見

 

  • 親に感謝できないなんて薄情者だ。 

  • 親に感謝するという事は今の自分を受け入れ、自分の生き方を肯定できます。
    そこには希望と喜びが生まれます。
    そして親子の関係は全ての人間関係の基礎となるものです。

  • 感謝するということに対して理由を求めるものではない、自分の気持ちである。

  • 自分の親であり、家族なのだから、普通に生活していれば、そのような質問疑問は湧かなものだ。

  • 親に産んでもらってなければ、あなたは存在しないしませんよ。

  • 生活費の分ぐらいは感謝しておく必要あり。

  • 同じ遺伝子を持つ人間を否定することは、自分をも否定することになります。
  • 親に感謝できなければ、他のどんな人にも感謝できない。親が一番の恩人なんだから。

  • 生きていてよかったと思えれば、自然と感謝の気持ちは湧いてきます。

  • このような質問をする人は自分に満足いってないのでしょう。

  • そのような質問、愚か以外の何者でもない。

  • 親がいること(生きている)がどれだけありがたいことだろうか。死んで気がつく前に親孝行しておくべきです。

  • 辛いこともたくさんあるが、その分幸せなこともある。生まれてなかったら全て経験できなかった。産んでくれた親に素直に感謝。

  • きみ何様のつもり?

  • 生まれてきた赤ん坊は一人では何もできず、すぐに死んでしまう。今生きているということは、親が必死に育てた証ですよ。

  • 自分に子供ができたら自然に親への感謝の気持ちが生まれる。

  • そのような疑問を抱けること自体、自分が恵まれていることを自覚すべき。

  • 社会に出れば親のありがたみがわかってくる。(質問者が大学生っぽいと判断) 

  • 生まれたことに感謝されたいのなら、親が死ぬまで親の言いなりになり、親の全ての期待に答えるべき。(他の人の回答の影響を受けている。下記)

 

 

「感謝は必要ない派」の意見

 

  • 感謝は自然に湧き上がってくる感情なので、無理に理由を作って行う行為ではない。

  • 世の中の大人を見ていると、子供のような大人はたくさんいます。
    浅はかな大人はたくさんいます。感謝されるべき、大人(親)ばかりではない。

  • 産んで欲しいと言ったわけでない、親の方が欲しくて産んだわけだから、逆に生まれてきた方(子供)への感謝が優先されるべきだと思います。

  • 感謝しなければならないという風潮が、子供の苦しみを生み出している。
    親の否定 イコール 自己の否定ではない。

  • 親に感謝できないのは親の性格が悪いからだ。

  • なぜ感謝しなければいけないのかと疑問に思うことは正当あって、間違ったことではないです。ただ、親に言ってはいけない。親も人間、傷つきます。

  • 私の親は「子を育てることは当然のことだ」と言って、感謝されることを全く期待していません。
    むしろ、親に感謝するエネルギーがあったら何か自分のために使えというスタンスです。

  • 自分の気持ちを第一に考えることも重要。湧き上がってこない感謝の気持ちを無理に作りだすことで、自分を傷つけることがあるとすれば、それはいいことではない。

  • 育てたことに感謝しろという親がいるのなら、そんな親に育てられる子供はかわいそう。

  • きちんと愛情を注げば、子供は自然と親を敬うでしょう。
    親の満足のために育てられた子供は、感謝したくてもできないでしょう。

  • 感謝できない親を反面教師として学ばせてもらった。
    そのことには感謝することもできる。無条件に感謝できない人は当然いるでしょう。

 

親目線の意見

親目線「必ずしも感謝は必要ない派」の意見
  • 子供に対して「育てさせてくれてありがとう」と思っています。

  • 真に親に感謝してくれるのは、子供が親になったときではないでしょうか。

  • 親になって思うことは、子供に感謝されなくてもとくに構わないということです。
    それが私(親)が子供を愛することに影響することはないと思います。

  • もしも子供に、「頼んでないのになんで産んだんだよ」と産んだことを非難されるようなことがあるなら、自分の愛情が足りなかったのだと思い、もっと愛を注ごうと思います。

 

 親目線「感謝すべき派」の意見
  • 私は自分の子供にそのようなことを言われたくはないですね。

  • 親は自分のことはさておき、子供のことを一番に考えるものです。
    子は親を選べないと同様、親も子を選べません。それでも頑張って育てます。
    もし「頼んでもないのになんで産んだんだよ」なんて言われたら悲しくて仕方ありません。
    言っていいことと悪いことがあることを理解して欲しい。

  • 親は絶対に子供に対して「生まれてきてありがとう」と思っているはずです。
    親が厳しく躾けたりするのは子供が将来苦労しないためです。

  • そんな疑問を抱くなら親と少し話した方がいいと思います。

  • あなたのその意見、誰のもの?テレビの影響?子育てについて何も知らないんですね。私は小さな子供がいますが可愛くて仕方ありません。宝物です。
    もし大きくなった我が子に「頼んでもないのになんで産んだんだよ」などと言われたらと考えるととても悲しい気持ちになります。泣けてきます。

  • 金を使って育ててやっているんだ。頭の悪い奴がそんな風なことをよく言うんだよな。親と対等だと思うなよ。

 

微妙派

  • 親とはもう何年もあっていません。暴言の多い親なので会いたいとは思いません。
    ただ、親は私に捨てられたことで、寂しく細々と暮らしているのかなと思うと胸が痛むときがあります。

 

気持ちが変化したパターン 

  • 私は昔「親に感謝などとんでもない」と思っていましたが、40代になった今では感謝の気持ちが強く出てくるようになりました。
    親思いの夫の進めを受けて、よく自分の両親に顔を見せたり、電話をしたりしていました。
    初めはいやいやながらやっていたことですが、次第に苦痛ではなくなり、今ではそれが楽しみになっています。
    両親に対してはあまり良い思い出はなく、むしろ辛い目に合わされた印象が強く残っていましたが、今はそのことで両親を憎む気持ちがなくなっています。


    感覚としては意固地な自分を捨てたような感じですかね。
    親も歳をとって丸くなったのかもしれません。夫に強制的されなければ、このようにちょっとしたきっかけを積み重ねることもできなかったでしょう。
    あるいは夫が私の知らないところで私の親に何かを吹き込み操作しているのか。まあそれはそれでいいですけど。

 

  • 私も、親に感謝することができない人間の一人でした。私は虐待され育ってきましたので家族で過ごした楽しい思い出などありません。「なぜ感謝しないといけないのか?」そう考えてしまうことはよくわかります。
    自分が子供を産んでみてわかるのですが、子供が生まれてきた喜びや感謝は今まで感じたことのあるそれとはくれべものにならない、もしかするとその10000倍はあるんじゃないかと思うほどすごいものです。

    かと言って親に感謝できるかどうかというと、少し違う気持ちのような気はしますが、少なくとも親もそのように思っていたのかもしれないと考えたとき、許せるような気もします。

 

  • 私は親に親であることの期待をやめました。
    すると不思議と今までお金をかけて育ててきてもらったことに感謝できるようになりました。子供を育てるって大変ですもんね。

    育てるのは当たり前ですが、大変なことには変わりない。
    その賞賛できる部分だけを取り出し、感謝と言う感情に結びつけることができるようになりました。
    でもそんなふうな考え方が簡単にできるわけではないようなので、気をつけて。


    タダメシを食わせてもらったんだ、ありがたく思おうぜ。
    このような感覚になるには特定の条件が必要だと思います。
    その条件を自分で獲得した人もいれば、そもそも親からそれを与えられている場合もあります。後者の方がほとんどでしょうが。

    自分がこの条件に入っているかいないのか、「感謝しろ」と言う人はそれを見極めて意見しなければならないと思います。

 

monomion'意見


ここでは親を許すといことがキーワードになっているようですね。 

 

女性に関しては子供を産んで変わりましたというパターンが多く見られました。

女性にとって出産とは大きな意識の変わり目なのかもしれません。

命を繋ぐことに、遺伝子レベルで喜びが発動する仕組みになっているのかもしれません。

 

例外、おもしろ意見

楽観派

そんなに難しく考えるなよ、俺も親になんて全然感謝してない。

やんちゃしたり、万引きしたり、迷惑はかけっぱなしなのに、よく見捨てないもんだなと思ったりする。

でももっと時間がたてば俺も親に感謝する時がくるんじゃないかなと感じてる。

感謝しないといけないとかじゃなく、いずれ自然にしたくなるんじゃないかな。

その時を待て。

 

サイコパス

あなたは望まれない子供だったのです。

あるいはもっと優秀な子供が欲しかったなと親に思われているかもしれません。

あなたがいなければもっと楽しい人生をおくれたのにと思ってるかもしれません。

そんな親があなたのために衣食住の面倒をみてやってるのだから感謝した方がいいですね。

 

ズッコケ

あなたは、理由なく親に暴力を振るわれたことがあるのでしょうか。

生まれて来なければよかったのにと言われたことがあるでしょうか。

きっとないですね。(質問者がちゃんと教育を受けさせてもらっていると判断)

それを言われたことのある人のことを考えてください。

虐待を受けたことのない、幸せに生きてる人間にそのようなことを言われるのは不愉快ですね。 

ちなみに、私は虐待を受けていません。

私の同級生が親からこのような虐待を受けていました。

 

お前じゃないんかい!(モノミオン的ツッコミ)

この場合、虐待された友達に意見を聞いてみるのが妥当ですね。

 

 

★ 親に感謝する、感謝しない問題は想像力を刺激する

 

いろいろな人たちの意見を読んでみてモノミオン的に思うことがありました。

親に感謝すべきだと考える人たちのことを感謝すべき派とし、

必ずしも親に感謝する必要はないと考える人たちのことを感謝しない派として書いていきます。

 

この両者にはそれぞれ特徴があることがわかりました。

両者は違った前提から意見の構築が始まっているように感じます。

 

感謝すべき派:この世に存在していることが善であることから考えが始まる。

この世に生まれた、それはとにかく素晴らしいことなんだという考え方が前提にあっての意見になります。

 

感謝しない派:人がこの世に生まれてくる意味を意識するところから考えが始まります。

わかりやすく言うなら、例えばですが。

生まれてくることが本当に良いことなのだろうか、生まれなければ別の世界でもっと幸せに過ごせたのかもしれない。

それにも関わらずこの世に生まれてきたんだよね。

さて、すると産んだ人に対しての感謝というのは、すべきだろうか?どうだろう。

 

「感謝しない派」の前提の方が深いことがわかる。

生まれる前、あるいは生まれる瞬間にまで前提を遡れる感謝しない派の人の方が深く想像しているように感じます。

 

私は、この前提(人が生まれてくる意味を意識する)からから始まる考え方で、

「感謝すべき派」の意見を探してみましたが、残念ながら一つも見つけられまんでした。

 

禅の世界へ入っていきそうな匂いはしますどね。

 

もしその意見があるとすればこうでしょうか、

「人がこの世に生まれてくるのは何が何でも尊いことで、これに勝る在り方は存在しない。だから何があろうと、とにかく産んでくれた親には感謝すべきである」

という感じになるでしょうか。 

 

感謝という言葉(概念)が生まれた経緯を想像してみよう

カンシャ(appreciation)できた経緯を想像してみます。

なんだろうこの気持ち。

何かモヤモヤそわそわする。

この気持ちあの人に届けたい。

お礼とともに。

会って共有したい。

でも少し照れ臭い。

 

神様、この届けたい気持ちはなんでしょう。

 

そうだなぁ「感謝」と名付けてはどうかな。

現象には名前があった方がいいじゃろ。

 

感謝にはもう一つの考え方がある

感謝とは自発的なものであり、その先に見えるのは相互作用です。

感謝する側と、される側があり、それが共有性をもつものです。

良い感情の動きとして感謝という概念は存在します。

 

これを受け、二次的に生まれた感謝の考え方があります。

感謝の気持ちがなくても、意識的に感謝してしまおうというものです。

 

感謝という形をとることで心の浄化を期待するというものです。

一種の自己催眠、自己洗脳のようなものでしょうか。

自発的に沸き起こる良い感情の動きを、強制的に作りだそうというものです。

 

「嬉しいことがあって笑顔になるんじゃない、笑顔でいるから嬉しくなれるんだ」の理論のようなものですかね。(実際にこのような理論があります)

 

この二次的な考え方が一人歩きして「親には感謝すべき」だという考え方に影響を与えているのではないでしょうか。

しかしそれは、紹介したコメントにもあったように、簡単な作業ではなさそうです。

 

 

親子関係は相互作用の最たるもの。

血の繋がりというのは強固な相互性をもちます。

親子関係はそもそも感謝に似た感覚で繋がれているのではないでしょうか。

その繋がりは感謝に似た、もしかするとまだ言葉になっていない相互影響を表す概念が存在するかもしれません。

神様はその現象にはまだ名前はつけていないようです。

 

子にとって親は故郷であり、自分の存在のルーツとなります。

自分とは何者かを考えるとき、親の存在は大きなものであり、そこに穏やかさがあれば健全な心で生きていくことができるのでしょう。

親はそれを提供できる唯一の存在です。

 

子は親に感謝することで相互関係を強め、帰るべき故郷をしっかり確保しておくことができるように思います。

ですから本来できることなら感謝をしたいのです。

子供は基本、親に感謝するように造られているはずです。

普通に接していれば特別何かをしてあげなくても感謝するでしょう。

 

その子供の(習性)気持ちを悪用する親がいることが悲しいですが。 

子供のペット化、私物化、虐待など。

 

子供が生まれる理由 

子供が生まれる理由、

それはが子供を産もうと決断することから始まります。

 

親が子供を作るときに「未来の子供が産んでくれと頼んでる、だから産まなきゃ」って人はほとんどいないでしょう。

 

たいていの親は子供を産み出す最、最初こう思っているはずです。

・子供がいると楽しいだろうな、幸せだろうな。

・生きがいが欲しいな。

・愛する配偶者との間の子供が欲しいな。

・自分の子孫を残したい。

・できちゃったから仕方ないな。

・動物の本能に従って(特に何も考えない)。

 

ほぼ100パーセントの確率で、自分(親)がどうなりたいかという意識のもとで子供を作ります。

 

それを考えると、無条件に親に感謝せよというのはいささか傲慢すぎる気がしますね。

「生まれてきてありがとうと思う」「育てせてくれてありがとうと思う」という親側の意見がありましたが、かなり妥当性のある意見だと思います。

 

怒りのフラグが立つ人

「なぜ親に感謝しないといけないの?」

この手の質問において気をつけなければならないなと感じるのは、反射的に怒りの感情が出てくる人がいるということですね。

そんなことを考える奴は歪んだ心の持ち主に違いない!と思い込んでしまって排除しようと働く人がいるのです。

迂闊に口に出すことがはばかられます。

 

そこでちょっと面白いなと思ったことが、

「こんな質問する奴はクズだ、親の育て方が相当まずかったんだね。かわいそうに」みたいな感じで、非難、罵倒している人が結構いました。

 

一度怒りを感じてしまったら、相手にとにかく悪者であることを突きつけたいがあまり、このような矛盾したことを言ってしまうわけです。

気をつけたいなと思いました。

 

まとめ

固定観念を打破する想像力を持とう。

でも、ネット上では必ずしも感謝する必要はないという意見が結構多くて、日本もまだまだ捨てたもんじゃないなと感じます。

 

モノミオン的ベストアンサーは

・なぜ感謝しなければいけないのかと疑問に思うことは正当であって、

 間違ったことではないです。ただ、親に言ってはいけない。親も人間、傷つきます。

 

ですね。

先にも紹介した、

言うことを聞かない人、解らせるではなく、コントロールする - モノミオン ラボ

でも書いた通り、

相手より一つ上の視点に立ち、なおかつ同等、それ以下であるように振る舞うことのできる賢い人の在り方です。

 

難しいですけどね(´д`)